私たちは、名古屋芸術大学芸術学部芸術教養領域リベラルアーツコースの3年生の中から集った10人です。
リベラルアーツコースとは、52年の歴史を持つ名古屋芸術大学において、2017年度に新しく創設されたまだ6年目の新芽のような領域。専門性を磨くことの多い芸術大学において、学びを一つに絞らないという点で挑戦的な試みであり、私たち4期生が入学した時点では、卒業生の先輩はいませんでした。
そんな私たちが普段学ぶ「リベラルアーツ」と、耕作するという意味をもつ「カルチベーション」を組み合わせてできた造語『リベカル』は、「教養を耕作する」ーーそう、まさに芸術教養とは何なのか、自分自身のことも含めて日々を耕すように学ぶ私たちの状態を意味します。
この展示では、”好きのその先へ”というコンセプトのもと、そんな私たちの素直な「好き」を映像、音楽、絵画などの「形」にして展示します。
本展を通し、自分の内側にある興味を形にして外へ出してみる、それがどんなに楽しいことなのか、そしてそれがいつどんな時も、どんな人にも開かれているということが伝われば幸いです。また芸術教養領域自体についても、ここにいるのはほんの一部の学生だけれど、新たな認識を持つきっかけとなればこれ以上のことはありません。
本展の開催にあたり、芸術教養領域ご担当の先生方をはじめ開催にご尽力いただきました関係者各位に厚く御礼を申し上げます。
そして最後になりましたが、ご来場になった皆さまへ、心より感謝いたします。
出展者・運営チーム
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